全社員に対して「組織の目指すべき姿」と「お互いに抱いている個人的感情」をヒアリングするとともに、身体寸法や適切な照度の計測などを含む行動観察を実行しました。それにより下記の3つのポイントが浮かび上がり、それを元に空間デザインを行った経緯と想いをまとめました。

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①GOの社員は社員ではない。

多くの組織に存在するチームやピラミッドや定型ルールは存在せず、肩書と能力のみで半流動的な相関関係を持ちながら成果を出している。外部スタッフも自社の社員と等価に扱われている。

②GOのクライアントはクライアントではない。

オフィスデザインのセオリーである顧客と社員のスペースを分節する必要はなく、関係の深度により変化するグラデーショナルな空間が必要であった。そのため求められた３つの会議室を１箇所にまとめず奥・中央・手前に分配置し、間のスペースに質の異なる多様な場を創出した。

③GOの会議は会議ではなかった。

ある社員にとっては１つ１つが真剣勝負の試合であり、ある社員にとってはプロポーズであり、ある社員にとっては密談や裏工作の場であった。そのため３つの会議室は、「リング」「ラウンジ」「ステージ」としてデザインを行った。

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＃WORKPLACE　＃WORKSTYLE　＃PRODUCT DESIGN　＃ETHNOGRAPHY

2019年OPEN　＠東京都港区